ここ1か月ほど、PCの作業やスマートフォンのせいか、目が上手く動かない感じ「lock-on」している状態で頭痛が続いていたこと、阿字観(真言宗の瞑想法です)に行って坐っていたら体調回復したことを先日書きました。
こちら⇒ 自分メンテの日(視野狭窄)
阿字観は「意識が拡散していく瞑想」という言葉を指導してくださるご住職からうかがいました。大事なことのような気がするので、今、頭の中にあることと併せて、まとめて書いておきます。
阿字観は「全てを無くしてしまう」瞑想ではなくて、「全てある」ことを認める瞑想。そこから意識を拡散していきます。
————————————-
- まず三礼や阿息観、数息観を行うことで、身体のリラクゼーションを狙います。
- そして、月輪観や阿字観へ進みます。これが意識のリラクゼーション。
視野が1点に集中している筋肉の状態のままずっと過ごしていたのが、阿字観で体のかなり奥にある筋肉も緩んできたのだろうな。
これが、私の「目が動かない」状態にも良かったのだろうな。
詳しいことは内緒なのですが、ここ1か月「意識のリラクゼーション」がなかなか深いところまで行けなかったのは確かです。阿字観の場、お寺や一緒に参加していた方々の瞑想力が助けてくれた感じがします。 これで私もまた、深いところまで戻れそうです。
もちろん、意識のリラクゼーションまで進むためには、その場が「愛がある場」「オープンマインド」で居られる場であることが大前提です。
————————————-
意識のリラクゼーション⇒意識の拡散⇒一点に集中しすぎている意識を少しずつ薄めていく
——————————-
私が施術でお客様のお体に起きてほしいなぁ・・・・と希望している状態もこれと似たような状態です。
まずは身体も意識もリラックスしている状態になっていただく。
リラックスした0の状態が自然免疫力を発動、力を高めていきます。
それが次に行動する活力にもなります。
でも、前述の通り施術を受けなくても、自分でもできるのです。
(セラピストがいる意味ないじゃない・・という感じもしますが)
以下は私がいつもする一番簡単な方法です。以前ブログに書いたことからの引用です。
————————–
植物と一緒にいてみる
ただそこにいて、根から水や養分を吸い上げて、呼吸をし光合成をし生きている植物。
動物のようにパタパタ動くことがないのだけれど、だまってそこにいる割に結構存在感がある。「ああ、この子も生きているんだな」
と、生命体として、ヴィジュアル的にもわかりやすい樹木や植物のそばにいて、ぼんやりと見つめたり触れたり、香りを嗅いだり感じてみること。
自分のまとまり感を取り戻すために、一番最初に私がよくする方法です。
一点に集中しすぎている意識を薄める
突然予想しないことが起こって混乱したり、ぎゅうっとネガティブな感情だけでいっぱいになっていたり、頭でいろいろ考えすぎていたり、たとえば・・・好きな人や嫌いな人のことで頭がいっぱいになって思いすぎているときなど、何か1点に集中しすぎているときにすることが多いです。
自分が今どんな状態になっているかまず把握して、植物のそばに行きます。1点に集中しすぎている意識を薄める感じです。薄めるように、しばらくぼおっとします。
意識する対象を他の人間に移すと迷惑をかけそうですが、樹木や植物に移しても、彼らにはそんなに迷惑をかけていないだろうと思っています。
対象は、植物でなくてもいいのかもしれません。植物なのは私がやりやすいだけかも。
わんちゃん、ねこちゃんは、彼らは彼らで強い感情を持っているだろうから迷惑に思われそう。そんな感じです! (どんな感じだ!)
————————–
今日は飼っているセキセイインコと一緒にじっと坐っていました。
15分くらい目をつぶっていました。彼女(彼かもしれない。まだ性別不明・・)は肩に乗っています。
「飽きてきて途中で動くかな?」
と思っていたのですが、静かに肩にとまっていてくれました。
人間の意識が静かになっていることは、動物にもわかるのだろうな。