沈丁花の季節

庭の沈丁花の花がやっと開いてきました

沈丁花の学名は “daphne odora”

『香りのするダフネ』

なんでこの葉にギリシャ神話の神様の名前「ダフネ」がついているかというと、葉がローリエに似ているからだそうです。

daphne odora

 

「アポローンとダフネ」のお話。喜劇なのか悲劇なのか?

ある日、太陽の神アポローンは弓矢で遊んでいるエロース(キューピット)をからかったのですが、それをよく思わなかったエロースは恋に落ちる金の矢をアポローンに、愛を拒絶する鉛の矢をダフネに打ちました。

その途端、アポローンはダフネに恋をし、ダフネはそれを猛烈に拒絶して逃げます。

逃げても追いかけてくるアポローン(今でいうしつこい男なのか?)。

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(画像はwikipediaよりお借りしました)

とうとうダフネはお父さんである川の神様に「人間でなくする」お願いをし、川の神様はダフネを月桂樹に変えます。
月桂樹に変わってしまったダフネを愛おしんで、アポローンはこの葉で冠を作りました。これが月桂冠。

処女性を守ろうとする乙女は植物になりたがるのか?

植物になれば清らかさが保たれるのか?ダフネコンプレックス。

そして、娘の処女を娘を樹にしてまで守ろうとする父。笑。

本物の月桂樹はこちら

Laurus nobilis L. 月桂樹(ローリエ)
この2つの葉、似てるかな?

laurus

昨年ローリエの蒸留をしたときに書いた日記はこちらです。

http://backyard.sunnyday.jp/?p=1133

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投稿者:

backyard

メディカルハーブ、アロマセラピー、ボディワークをベースに、体を健やかに保つ方法を考えています。

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