天秤座新月の日のセルフケア【背中・腰】

すっかり出遅れてしまいました。もう月は蠍座へ。

(あぁ失敗失敗。次回は気をつけよう)

天秤座には腰背部が割り振られています。

今日はカモミール・ローマンとゼラニウムの精油でブレンドオイルを作ります。

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「これぞアロマテラピー!」という精油の組み合わせの1つ。

ゼラニウムは天秤座、カモミール・ローマンは月の精油です。

この精油たちも、「女子の日」の強い味方。

とげとげした気持ちが、お花の香りで丸く包まれてリラックス。もちろん、お肌のお手入れにもいい感じです。

ブレンドオイルを腰の辺りに丁寧に塗ると、リラックス感が背中全体に広がります。

そして・・・前回も前々回も書きましたが、余裕があったら、身体全体をリセットします。

カモミールとゼラニウムの香りや腰へのトリートメントでずいぶんリラックスしているので、身体全体のリセットもしやすくなっていると思います。

気持ちよくなったらそのまま寝ましょう。

(天体・サインと精油の対照表は登石麻恭子先生が作成されたものを使用させていただいています)

ちなみに、天秤座には「腎臓」も割り振られているのですが、腎臓の機能が低下しているときは、もう病院のお世話になるときなのだろうと思っています。私の家族は腎臓が弱い者が多いので、ちらほら話を聞くのですが、気がついたときはセルフケアの域を既に超えてしまっているような感じがしています。

せっかくの「腰背部」!

腰が少し重だるいときにすると結構気持ちが良いストレッチ&ポーズと、それに合った別の精油のご紹介をしようかなと思っていたのですが、それぞれの方のお体のお加減によって、できる方とできない方がいらっしゃるかも・・・と思い、今回は控えます。

どこかでお会いしてお話する機会があったとき、聞いていただければ口頭でご説明しようと思います。

新月のことまであまり考えていなかったのですが、一昨日、ゼラニウムの葉の蒸留をしました。

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蒸留するのは開花時期直前の葉が良いそうなのですが、私はいつも剪定のとき。

すこし時間をかけて採っていたところ、夕食の時間と重なってしまいました。隣にお味噌汁のお鍋もあります・・・。
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冬の間のボディローションになりそうです。

冬支度が着々と。

月の時間で生活すると、自然と季節の準備もできそうですね。

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乙女座新月の日のセルフケア【お腹】

9月20日(水)は乙女座の新月です。

乙女座と関係する人間の体の部位は、十二指腸、膵臓、小腸、肝臓。
・・・今回はこの辺をいたわってみます。

  • 食事の量をいつもより減らしてみる(腹7~8分目を意識して食べる)。
  • 食後のコーヒーはやめて、ジャーマンカモミールティにしてみる。
  • 最近胃腸が弱ってるなぁと思ったら、その日は1日、何も食事を摂らないで、お白湯で過ごしてみる。
  • ローマンカモミールの精油でトリートメントオイルを作って、時計回りにお腹をゆっくりと撫でてみる。小腸の中を消化したものが上手く流れるようにイメージ。カモミールの香りは腸管の神経系の働きを助けます。ローマンカモミールは月の精油です。
  • それと・・・ラベンダーとレモンの精油で芳香浴。物事をきっちり、サクサク処理していけるように。

私はたまたま、女子の日に当たってしまったので、なんとなく頭も体もぼーっとしています。なので、この2つの精油で芳香浴したい気分です。

ラベンダーは乙女座の精油。ご存じの方が多いと思うので説明は改めてしませんが、「女子の日」には精神面にも身体面にも役立ってくれる万能精油です。

レモンは月の精油。夜に使うと眠れなくなるんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、決してハイテンション、ピリピリした気分にはなりません。頭がただすっきり、クリアになります。ぼーっとしたままより、すっきりする方が自然と眠りたくなります。

それと・・・前回もご紹介しましたが、

新月と満月の日に、体全体も自分でリセットしてみます。

している途中で、少し時間がかかって途中で寝てしまうかもしれませんが、それでもOKです。

横に寝転がって、肩やお腹、手の指先、足の指先、身体のあらゆるところの力を抜く。自分の体が皮膚の1つの袋のように感じてみます。

中にはお水が入っていて、そのお水の量や質が袋の中で均質になるようイメージしてみます。

お風呂に入った後、就寝前にお布団の中でするといいかもしれません。

気持ちが良くなって眠たくなったらそのまま寝てしまいましょう。

体がふんわり浮いた感じがしたり、背中が温かい感じがしたらもっとよし。

翌朝起きた時、頭の中はわりとすっきりするし、体の状態も良いと思います。すっきり動きやすくなる感じがします。

大切なことは2つ。

1)頭のてっぺんからつま先まで、自分の体が1つにつながっていることをイメージすること。

2)体は袋のようなもので、その中にはいっている液体が均質になるように静かにしていること。とはいえ緊張しないで力を抜いていること。

そうしていると、自分の体の中にいろいろなリズムがあることもわかります。

リズムも大切なのだけれど、早いリズムは気にしないで、ゆっくりのリズム(わからない人もたくさんいるので心配いりません)に合わせて、寝っ転がってみます。

「セルフケア」と気負わないで、まずはそんなところから始めましょう。

このタイミングで「静かになる」施術も受けていただきたいなぁと思います。体もマインドの状態もリセットすると、これまでよりも頭がさえて、身心共に無駄な動きが減ります。

自分にとって本当に必要なことも見つけやすくなりますよ。

 

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魚座の満月のセルフケア【足】

ひょんなことで、先日「つき守」とのご縁を頂戴しました。

とても遠くからのご縁だし、

「お月さまが何かしなさいって言ってるのかな~。でも、私にできることは結構限られているかも~」

としばらく考えていましたが、試しに「新月、満月のときのセルフケア」について書いてみることにしました。1年回らないかもしれないし、来月で終了してしまうかもしれないですが・・・。

9月6日は月が魚座で満月になります。満月からその後2週間くらいの間は、整理整頓やデトックスをするタイミングです。月が魚座にいるとき(9/4-9/6)は足を労わる期間と伝承されています。

 

精油はパルマローザとライムを使おうかな。
パルマローザは魚座の精油(植物)のうちの1つ。ライムは月の精油(植物)のうちの1つです。

お風呂上りにブレンドオイルで足のマッサージ。足の裏側をグリグリ押して気持ちのの良いところを探したり、甲の部分を指先から足首に向かって撫で上げたり。足首のむくみやすいところや指先を揉むのもいいですね。

サンダルを履いて夏の陽射しをしっかり浴びた足のケアを。パルマローザは皮膚のアンチエイジングに利用できます。抗菌力もあるので足のトラブルにも良いかな。

パルマローザは気持ちを上がり過ぎず、下がり過ぎず、ちょうど良いところに持ってきてくれます。ライムはクリアにしてくれます。

ライムは光毒性がありますので、昼間は肌につけないでくださいね。

ボディトリートメントをしている人はご存じの方も多いと思いますが、足、手への部分的な施術をしただけで、ぐっすり眠ってしまわれる方が結構いらっしゃいます。足は地面、手は自分の周囲のあらゆるものに触れる役割があります。日中常に使っているパーツなので、自分で感じる以上に疲れているのかもしれません。

目や耳、鼻とはまた少し違う使い方ですが、過剰反応している体を一度リセットして落ち着かせましょう。ボディと違って足のケアは自分でもできることだから、そこから自分のメンテナンスを始めるのもいいのではないかと思います。

過剰に反応する状態が無制限に続くと、そのうち反応しなくなって鈍感になり、最後には自分の体の異常にも気がつかなくなります。

お客様には常に適度に敏感な状態を保つためのリセットをご提案しています。

それと・・・。『体全体を自分でリセットする方法』

私が10年以上している方法で、たぶん今後も繰り返し書くと思います。

している途中で、少し時間がかかって途中で寝てしまうかもしれませんが、それでもOK。

横に寝転がって、肩やお腹、手の指先、足の指先、身体のあらゆるところの力を抜く。自分の体が皮膚の1つの袋のように感じてみる。中にはお水が入っていて、そのお水の量や質が袋の中で均質になるようイメージ。

お風呂に入った後、就寝前にお布団の中でするといいかもしれません。

気持ちが良くなって眠たくなったらそのまま寝てしまいましょう。

体がふんわり浮いた感じがしたり、背中が温かい感じがしたらもっとよし。

翌朝起きた時、頭の中はわりとすっきりするし、体の状態も良いと思います。すっきり動きやすくなる感じがします。

大切なことは2つ。

1)頭のてっぺんからつま先まで、自分の体が1つにつながっていることをイメージすること。

2)体は袋のようなもので、その中にはいっている液体が均質になるように静かにしていること。とはいえ緊張しないで力を抜いていること。

そうしていると、自分の体の中にいろいろなリズムがあることもわかります。リズムも大切なのだけれど、早いリズムは気にしないで、ゆっくりのリズム(わからない人もたくさんいるので心配いりません)に合わせて、寝っ転がってみる。

「セルフケア」と気負わないで、まずはそんなところから始めましょう。

このタイミングで「静かになる」施術も受けていただきたいなぁと思います。体もマインドの状態もリセットすると、これまでよりも頭がさえて、身心共に無駄な動きが減ります。

自分にとって本当に必要なことも見つけやすくなりますよ。

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感じることにOKを出してみる(香りを感じる編)

「感じることにOKを出してみる」

私が大事にしていることの1つです。

体のことを勉強し始めた人は飽きるほど聞いている言葉なのですが、体オタクでない人にはまだまだ浸透していないらしく、新しくお会いする人に私のしていることの説明をするときに、繰り返しお話しています。

何度となく同じようなことを周囲の人に話したり、ブログに書いたりしているのですが、また書きます。

「感じることにOKを出す」≒「頭で考えるのをやめてみる」

・・・ということです。

とはいえ、(例えば)

◆「好き好き大好き」だけで突き進む恋愛をする

→これは「エモーション(感情)」

◆セックスすることで「気持ちがいい」と感じる

→求めている感覚に近い感覚なのだけれど、私が求めている「感じること」と比較して衝撃がちょっと大きいかも(笑)

両方とも、今お話ししている「感じること」とは違う感じです。

ポイントは:

「無理をせず(空気を読むことはせず)そこにすんなり溶け込めるか」

「やってきた人・モノには無理をさせず、かつ自分も無理せず受け入れられるか」

できるだけこの条件の下で、いろいろなことを選択してみる。

これをしていると、「選択」というよりは自然に「流れ」のようなものに乗っていく感じになります。

精油を使うと「感じる」ことを体感しやすくなります。

手持ちの精油でまずは「感じることにOKを出す」練習をしてみましょうか

1.なんでもいいので何か精油を取り出して・・・

2.くんくん嗅いでみる

3.「体にすんなり香りが入っていく感じがする」「今日の自分に合う感じがする」

4.3のような感じがしたら、今日はその精油で芳香浴してみる。「なんとなくちがうな~」というときは、他の精油でまた1からやり直し

繰り返しているうちに、

「いい感じ、これだ!」

「ちょっと違う感じ or これ、どうでもいいことかもしれない」

の違いがはっきりわかるようになってきます。

精油の勉強をたくさんした人ほど、これが結構難しいです

「プチうつのときは○○」

「眠気を覚ましたいから○○」

「これは酢酸リナリルがたくさん入っているから・・・」

「更年期のときは○○」

など、どこかで読んだようなことを理由にして精油を選んでしまいがち。

それを敢えてしないで、感じるままに任せてみます。

「いい感じ」のものを使って、「あ~なんか、この精油、すごくいい!」

と思ったときに、初めてその精油の構成成分を見ると、

「うわぁ~!だからかぁ!(興奮で言葉にならない)」

という気づきと共に、「自分の感覚を信頼していいんだ」という自信が持てます。

最近は体調や心理的なものを考慮した上で精油を選ぶメソッドもたくさんありますが、メソッドがなくても、自分できちんと、自分のそのときの体調に合った精油は選べます。

普段の生活の中では

「ちょっと違う感じがする」→「でもまぁいいか」

で、済ませてしまうことがとても多いのですが、

疲れてバーンアウトしてしまうときはたいてい、

「でもまぁいいか」

の積み重ね。

「感じることにOKを出す」のは「まぁいいか」をちょっとやめてみることかなぁ。

もちろん、世の中「まぁどっちでもいいか(大した問題ではない)」と思えることもたくさんあります。

要は、

「まぁいいか」

ということと

「これはいい感じ」

「絶対譲れない」

ということとのメリハリをつけること

かなぁと思います。

 

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「香り」の科学

講談社ブルーバックスの6月の新刊(かな?)。

『「香り」の科学』平山令明さん著 を読みました。

「香りの分子の化学」、「匂いを測る」、「天然香料から合成香料へ」、「香りの分子の効果と安全性」

など、これまでの「香り」に関する一般向けの書籍では、なかなか詳しく書かれていない内容がありました。

私が「いいな」と思った点は2つ。

●アロマセラピーを勉強している(オタクな)人が「知りたいなぁ・・」と多分思う香り成分だけに特化して、「幾何異性体」「位置異性体」「光学異性体」のちがいについても触れられていたこと。構造の違いだけでなく、それぞれの香りの質感も書かれていて親近感。読みやすかったです。

●「香り分子の毒性」「アレルギー」「光毒性」「その他の毒性」など、「天然成分だから安全ということではありません」ということにもきちんと触れてあって、とても好感が持てました。

これまで勉強したことの復習にもなるし、新しく知ったことも多かったですし、とても勉強になりました。

ブルーバックスのシリーズは科学系の内容で、一般向けとはいえ、「やっぱりこれ、理系の人じゃないとわからないよねぇ・・」と思うものが多いのですが、この本はどうにかこうにか、文系の私でも追いつけそうです。

「香り」だとか「嗅神経」だとかのことは、毎年毎年、いろいろな論文が出て情報がアップデートされますが、サイエンティストでない私には、なかなかとっつきにくいです。

そういう意味でもこの本は、一般の人が読める最新情報という感じがします。

アロマセラピーの生徒さんには絶対お勧めしちゃいます。

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