昨日、お茶をご一緒した方とちらっとお話をしていたことをヒントに書きます。
「エンパス」という言葉を聞いたことがありますか?
周りの雰囲気、人の様子などを敏感に感じ取ることができる人のことです。
感じとったことを基に行動してしまう人は、時にはそれが自分の意に反することであっても、周りの人のことを考えるが故に、無理にして気を遣って行動して、結果、自分が疲れてしまう人でもあります。
「気が利く」というのはこんな人のこと。 優しい人が多いですし、多分、サービス業、人をもてなしたり、お世話をするお仕事をされている方も多いでしょうし、控えめな感じの人が多いと思います。
ですが、
「控えめさが嫌、気に障る」
と思う人もいらっしゃると思います。
対して、自分が持つエネルギーがとても多くて、周りの人たちにそれを分けている人もいます。アクティブでパッと見目立つ人です。
他人の面倒を見たがるタイプだったり、周囲の人をぐいぐい引っ張る、リーダーになるような人。よくも悪くも影響力がある人。
そして、こういう人のことを、
「うざい・・・」
「別にあなたの世話にならなくても、私は大丈夫なんだけどなぁ・・・」
と思う人もいるはずです。
度合いがありますが、世の中の人を大雑把にこの2タイプに分けることができるかも。
そして、個々が持つ「度合い」がお互いの「相性」になるのだろうと思っています。
多かれ少なかれ、それぞれは影響しあっています。
相性が良い人同士だったら良いけれど、
「あの人と話すと、エネルギーを抜き取られたような気がする」
「あの人と話すとパワーをもらったような気がする」
ということは、どなたでも体験したことがあると思います。
こういった、始終プラスマイナスが発生している人間関係は、双方とも疲れます。
私や施術の勉強会仲間たちが施術で行っていることの1つは、こういう外からの「人間」のエネルギーの影響をいったん外して、その人自身が持つ力+自然から来る力を循環させることです。
お客様をむやみに施術者に依存させないようにする意味もあり、こういったことは古くから腕のいい施術者は自然に行っていたことのよう。
そのために、施術者自身が「ニュートラル(中立性)を保つ」「無念、無心になる」ためのトレーニングをすることもあります。
なので、「It’s NEW!」なことでもないと思っていたのですが、ひょっとすると、古いことなのにとても新しい、進化形なことをやっているのかも・・・と最近よく思います。
その人自身の力と自然から来る力を循環させて、それぞれが独立、調和している関係。
(スピ用語だけれど)アクエリアスの時代の人間関係はこういう関係でしょう。きっと・・・。
施術のときだけでなく、普段の人間関係でも、こういう関係の人と一緒だと、はるかに毎日ラクに生活できます。
人間同士のエネルギー循環、周囲の人のエネルギーでプラスになったりマイナスになったりする関係ではなく、上述した独立した関係が人間関係でもグローバルスタンダードになればよいのに・・・と心から思います。