静寂にいることの大切さ

(7/27のツィートの転記です)

静寂にいることの大切さをわかっていただくにはどうしたら良いのか。→結局、必要な人にしかわからないということなのかしら。

 

「静寂」はあらゆることをリセットしていきます。1番効果があるのは、「条件付け」を外すこと。自分が自分に対して、周囲が自分に対してしている条件付けをリセットします。

 

過去、自分が自分に対してしてしまった条件付けで、自分で勝手に自分に制限をかけてしまっている人も多い。その制限が本当に必要なものなのか?「べつに必要ないよね」「んじゃ、もうそれ、持っていなくてもいいじゃない」「置いていこうよ」というとっかかりになる。

 

世の中、いろんなセラピーがあって、話をすることで条件付けを外すセラピーもある。けれど、セラピストとの「対話」で、また別の条件が設定されることもある。「静寂」はその心配がないの。

まっさらになった場所に、新たな条件付けをしないトレーニング、セラピストが自分の痕跡を残さないトレーニングを私たちはしています。心に対しても、体に対しても。前にブログにも書いたけれど「愛」「奉仕」「謙虚」このトレーニングはそういう意味がある。

 

なので、「なんだかわからないけれど、いつの間にか良くなっていた」「これって、セラピストのおかげじゃなくて、実は自分で良くしたのかも」とか、思われるくらいの方が、私たちに対しては褒め言葉だったりする。

 

なので、「存在感がないセラピスト」になりたいのだけれど、「存在感」は出しておかないと、お客様も来ていただけないという矛盾を抱えている私。

「静寂」は周りからいろいろ言われて疲れた人、誰かとの真剣な対話、ネガティヴな対話が続いて疲れた人にいいです。「黙っていていいです」「それ以上もう、この時間はおしゃべりしなくても大丈夫」

 

 

周りの人が感じていることに対して敏感、「エンパス」が多いと言われている日本では、「静寂」を大切にするセッションの方が向いていると思う。「静寂」は自分との対話。

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香りで自分をガードする必要が無くなったことなど

(7/5、7/6のツイートの転記です)

私は二十代の頃はほぼ毎日香水をつけて出勤していました。香りが香っている⇨自己主張なのよね。店舗勤務で不特定多数のお客様と会うし、上司がいないときは、人の管理もしないといけなかったし、自分をコロスことが多かったから、、そういうことでもしないと、バランスが取れなかったの。

 

自分の「中」がしっかりしていないときは、香水だとか精油だとか、お香だとかで身を守るしかないと思っていたけど、「もうこれしなくていいや」と思い始めたのが、瞑想だとかボディワークの勉強をはじめて頃から。

 

「正中」だとか「センター」だと呼ばれているものがしっかり、太くなってくると、香りでわざわざ自己主張しなくても良くなる、というか、そういうこと自体を気にしなくなるんじゃないかと思っています。

 

「自分をコロス」状態が、「香り」でごまかせているくらいなら良いのだけど、そのうちごまかせなくなる人もいます。精神面にそれが出るか、身体に出るか、人それぞれだと思うのだけど。私がやっている施術(今も学びが継続中だけど)は、「正中」を太くすること。

 

「太くする」⇨「自分の中に静かな場所を作る」こと。太くなってくると、世の中に「どうでもよい」ことが多くなります。「なぜ周りが騒いでいるのか」と冷静に眺められるし、だからこそ、自分にとって大切なこともよくわかる。

 

太くなったセンターにエネルギーが自然に入って来る感じ。もし「香り」が漂っている範囲が「アストラル」と呼ばれているところだとすると、別に香りをを使わなくてもその範囲への「自己主張」はできるように。自然体の自分に戻す感じ。

 

「自分の中に静かな場所を作る話。はじまりは、例えば編み物で、編み棒を動かしている間、何も考えない瞬間があったり、ウォーキングでただひたすら「歩いている」ときの瞬間。体は動いているけど、頭の中は空っぽな感じになる。

 

元気な人は頭の中でごちゃごちゃ考えているときがあっても、「ごちゃごちゃ」に気がついたらその場を離れて、自分で「気分転換」できるの。静かな場所に自分で行ける。でもあまりにも疲れると、何かにロックオンしてしまって、自分ではその場から離れられなくなってしまうことがある。

 

体に対して「ロックオン」の指令を解除して、スタンバイとか、それよりも前の段階、「休暇」させるのが、セラピストの仕事かなぁ。

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8月のご予約可能日

あっというまに8月になってしまいました。

「毎日忙しくしているうちに時間が過ぎて行って、ふと気がつくと妙に疲れていた」

「周りの人の甲高いしゃべり声や笑い声を聴いていると妙にイライラする→それに対して罪悪感も感じる」

という方、爆発が起こらないうちにぜひセッションを受けに来てください。

上手く気分転換の方法をご自分で見つけられていればよいのですが、

「なんだかずっと仕事ばかりしていて、疲れているのにストップもできない」という方もいらっしゃると思います。

言葉や何かの想いでパンパンになってしまっている頭の中を、セッションで一度リセットしませんか。硬くなった頭と一緒に体もゆっくりリラックスしていきます。

(施術は女性のみお受けしています)

【8月のご予約可能日】

(お盆期間中と平日をご希望の方はご相談ください。やりくりできるかも・・・)

8月5日(土)

8月6日(日)

8月19日(土)

8月20日(日)

【施術料金】

1回60分~90分 9,720円

(つくば市内での料金です。出張の場合は別途交通費を頂戴します)

【ご連絡先】

natsuko.ochiai☆gmail.com  (☆を@に変えてメールを送信してください)

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「香り」の科学

講談社ブルーバックスの6月の新刊(かな?)。

『「香り」の科学』平山令明さん著 を読みました。

「香りの分子の化学」、「匂いを測る」、「天然香料から合成香料へ」、「香りの分子の効果と安全性」

など、これまでの「香り」に関する一般向けの書籍では、なかなか詳しく書かれていない内容がありました。

私が「いいな」と思った点は2つ。

●アロマセラピーを勉強している(オタクな)人が「知りたいなぁ・・」と多分思う香り成分だけに特化して、「幾何異性体」「位置異性体」「光学異性体」のちがいについても触れられていたこと。構造の違いだけでなく、それぞれの香りの質感も書かれていて親近感。読みやすかったです。

●「香り分子の毒性」「アレルギー」「光毒性」「その他の毒性」など、「天然成分だから安全ということではありません」ということにもきちんと触れてあって、とても好感が持てました。

これまで勉強したことの復習にもなるし、新しく知ったことも多かったですし、とても勉強になりました。

ブルーバックスのシリーズは科学系の内容で、一般向けとはいえ、「やっぱりこれ、理系の人じゃないとわからないよねぇ・・」と思うものが多いのですが、この本はどうにかこうにか、文系の私でも追いつけそうです。

「香り」だとか「嗅神経」だとかのことは、毎年毎年、いろいろな論文が出て情報がアップデートされますが、サイエンティストでない私には、なかなかとっつきにくいです。

そういう意味でもこの本は、一般の人が読める最新情報という感じがします。

アロマセラピーの生徒さんには絶対お勧めしちゃいます。

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『療育』初めて聞く言葉・・不勉強なり

『療育』

発達障害があるお子さんの自立を目的とする治療と教育のこと・・なのだそうです。

昨日は阿佐ヶ谷で、錦戸かおりさん主催『がんばれ工房』さんの、アイデアを出す練習の会に参加させていただきました。

今回は、
「発達障害の方向けの教材ゲームの魅力を広めるのにはどうしたらよいか?」がテーマでした。

アイデアを出すためのヒントに・・と少し遊ばせていただいたのは「ヒットマンガ」というカードゲーム。
(web通販もしていました。ご興味ある方はwebでチェックしてみてください)

発達障害の人の「言外の意味を類推する力」のトレーニングが目的のようなのだけど、障害があろうがなかろうが、

●「普段自分の話している言葉がいかに他人に上手く伝わっていないか」、
●「いかに他人が発する言葉を自分が勝手に解釈しているか」
●普段の生活の中で、「相手が適度に推測してくれることで会話が成り立っている(不成立の場合も多い)」

こともよくわかります。

「これくらいわかってよ~!」と省略してしまいがちな、最後の一言二言をやはりきちんと言葉にしなくてはいけない・・という感じですし。

その「一言二言」を「頭で考えすぎ」とか「理屈っぽい」等と、批判する人もいるのだけれど、そういう人に限って、「他人の言葉を勝手に解釈している」ことも多いんですよ・・・。

最近私はバイオダイナミクスの勉強に一辺倒。

能動的な知覚を弱めて、受動的な知覚を高めるトレーニングばかりしています。

知らない人ばかりがいるアウェイ戦で、初めて見るモノについて言葉をたくさん使って何かを表現する、バリバリアウトプットをするということを、最近ほとんどしていなかったことに気がつきました。

そんなわけで、入れていた予定をすっ飛ばしたり、帰りの電車も「西船橋行き(なぜ?!)」に乗って地下に潜ってしまい、飯田橋の駅でJRに乗り換えたり。

「ぼーっ」とモードでご迷惑をおかけすることもあります。

会社員としてはダメダメモードですが、こういうときは確実にいい施術ができます!

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