庭の沈丁花の花がやっと開いてきました
沈丁花の学名は “daphne odora”
『香りのするダフネ』
なんでこの葉にギリシャ神話の神様の名前「ダフネ」がついているかというと、葉がローリエに似ているからだそうです。
沈丁花の学名は “daphne odora”
『香りのするダフネ』
なんでこの葉にギリシャ神話の神様の名前「ダフネ」がついているかというと、葉がローリエに似ているからだそうです。
こんばんは。みなさまいかがお過ごしですか。
今日は庭に植えているローリエ(ローレル・月桂樹)の葉の蒸留をしました。
クスノキ科の常緑高木です。
昨年植えたときは、蒸留できるほど葉も生えていなかったのですが、だいぶ大きくなり、そろそろいただいても大丈夫そう・・・。
30gほど分けてもらいました。
「蒸留器を買ったら、最初に蒸留するのだ!」
と決めていた沈丁花。
蒸留器を買った後、開花時期のタイミングを逃してしまい、今年やっと蒸留水を作ることができました。
沈丁花の花の香りが大好きなのですが、みなさんご存知の通り、精油は製造されていません。
「どうしたら香りを手元に置いておけるかな」
「蒸留水を作るしかないか・・・」
というのが、数年前の短絡的な思いつきでした。
お花を1輪1輪分けるのですが・・・。
白い花だったはず?なのですが、分けていくとピンクの花に見えます。
蒸留は先日のブログに書いた、アランビックで行いました。
蒸留後はすっかり色が抜けて、白くなってしまいました。
蒸留後、ポットの中に残ったものです。オレンジフラワーの蒸留をしたときのものと匂いが似ている感じがしました。花びらが肉厚なものは、同じ様な匂いがするのでしょうか。^^
そして蒸留水。香りは・・・残念ながら、お花のときのままとは行かず、かなり強い香りになってしまいました。
芳香成分それぞれが、自己主張しすぎな感じです。
ローズのときと同じく、日が経つと香りが少し落ち着いてくるのか、もう少し様子を見てみます。
沈丁花のお花の香りは120種類以上の芳香成分で構成されているそうで、ネロール、ネロリドール、ゲラニオールも含まれているそうです。
私は「ネロラー(ネロリ好き)」。
だから沈丁花の匂いを嗅ぐのをやめられないんですね。
お花は漢方薬に利用されるようですが、果実は有毒。
(樹液や樹皮も毒性があるようなので注意)
「内藤記念くすりの博物館—薬草に親しむ」
http://www.eisai.co.jp/museum/herb/familiar/daphne.html