今日は『榧(かや)』の木のことを書こうと思います。
『榧(かや)』をご存知ですか?
いろいろ有用な木のようなのですが、あまり見かけないなぁと思っています。
暑い日が続きますね。みなさまいかがお過ごしですか?
ずーっと外にいると少し大変ですが、この時期の空の青さ、光の眩しさや熱さからは、たくさんパワーがもらえるなぁと思います。
今日はどちらかというと女性のためのハーブのご紹介です。
これまでも何度か花や実をご紹介している
です。
メディカルハーブ安全性ハンドブックでは
2b・・妊娠中に使用しない
2d・・ピルの効果を減弱する可能性がある
ご留意ください。
ホルモン分泌調整作用があり、生理前や生理中の体調不良、更年期障害で利用されることが多いです。
黄体形成ホルモンの分泌を促し、卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制するそうです。
私の周りでは「使ったら生理周期や経血量が整った」とおっしゃる方が多いです。
(他のお薬を使用されている方は飲む前にお医者さまにご相談してください)
チェストベリーに限らずですが、ホルモンバランスを整える作用があるハーブなど、体に強く作用するハーブは、3か月~4か月くらいを目安に、期間限定で使用するほうが良いようです。
その昔は、修道院で男性の修道士さんが性欲の抑制のために利用していたそうですが・・・。
深くは探らないようにしています。
私はPMSのとき眠気、身体の緊張からくる頭痛、イライラが強くなります。
以前4か月ほど、お店で買ったチェストツリーのティンクチャーと自作のものを試していたのですが、残念ながらこのことにはあまり変化を感じられませんでした。
ハーブ仲間にも使用感を聞きましたが、「(どの資料にもPMSに・・とは書いてあるけれど)チェストツリーは眠気とイライラ、頭痛にはあまりねぇ・・・」という声をちらほら聞きました。
腹痛、頭痛、腰痛、眠気、イライラその他、人によっていろいろな症状が出ます。
どの症状も「生理前」に身体の中のいろいろなもののバランスが崩れるために起こる症状です。
「イライラ・眠気」は「卵胞刺激&黄体形成ホルモン」の影響というより、血糖値→インスリンなのかぁと、おやつや飲み物にも気を使いましたが、これもほとんど変化は感じられませんでした。
食事が不規則だったり、食べるものに偏りがあるようだったら、そこから直すのは大前提です。
でも、私自身は食事は気を遣っているつもりだったので、
「これ以上は無理!!」
挫折しました。
後ほどわかるのですが、私の場合は、筋骨格系のバランスが原因のようでした。
もちろんチェストツリーを利用して、症状がおさまった方もたくさんいらっしゃいますので、一度は試してみられるのがいいと思います。
「いろいろといいと言われていることを始めてみたけれど、なかなかうまくいかない」という方も多いと思いますが、体の不調の原因と考えられることは1つではありません。いろいろな要素が絡まっていることが多いので、それを1つ1つ探っていく必要があります。
なかなか、一般的に言われる「PMS対策」の通りに行かない方も多いと思います
と続けて書こうかと思っていたのですが、「これにはこれ!」と決められないので結局書くのをやめてしまいました。
個々の身体の様子や、症状によって、ずいぶん「試してみても良いかも・・」ということが違います。
たぶん、どんな方にとっても何かしら効果があることは、
ことかなぁと思います。
でもこれは、PMS対策に限ったことではなさそうですね。
この話はこの辺で終わりにします。
セント・ジョーンズ・ワートの話の続きです。
今回は、飲むまでの経緯と飲んだ時、後の話をします。
昨年の夏以降、仕事が少し大変な時期でした。試験のための勉強したり、レポートを書いたり、プライベートもゴタゴタということが続いて、睡眠時間がかなり乱れてきました。そうすると、自分の「何か(言葉にならない)」が変な感じになりました。
でとうとう1月末頃、「会社に行きたくない」病になってしまいました。
友達に話すと、
「いや、そんな人たくさんいるよ~。私も~」
と大笑いされました。
ですが、今回は少し違ったのです・・・。
出勤する日の朝、起きるときの「一段階落ちている」感。
独特の感じでうまく言い表せないのですが。頭の中にもやもやと霧がかかったようになり、そのもやもやが何をしても晴れないのです。
普段だと睡眠を取ると気分の切り替えができていたのですが、寝ても晴れません。
自分の意志ではどうしようもない感じでした。
食事、洗濯、掃除、買い物するのは全く問題がないのです。一時的には大丈夫で、友達とも普通に話はできるし、ハーブのこともアロマのことも、庭仕事もボディワークも楽しかったのですが、朝だけがなぜかダメ。
朝、ベッドから出られず、「会社に行きたくない」という感じがとても強くて、体に素直に従うと1日中家にいそうでしたが、職場にはなんとか普段通り行き、仕事はしておりました。
1か月くらいこんな状態が続きました。
「まずいなぁ。とうとう病院のお世話かな」
と思っていたのですが、ある時にふと、
「セント・ジョーンズ・ワートを使えってことか」
と思い、帰宅時に購入しました。
その日の夜と翌日、就業時間中に250mLの水筒1杯程度、ティで飲んでみたところ、翌朝は「もやもや」はもうありませんでした。
手持ちの資料に、「セント・ジョーンズ・ワートは数か月飲み続けないと効果が出ない場合がある」と書かれているため、まだ1日おきくらいに飲んでいますが、それ以来もやもやは出てきていません。そろそろやめても大丈夫かなぁと思っています。
「会社に行きたくない」という思いは残っています。
これはもう、サラリーマンの性!ときどき発生するものだと・・・。
この思いに従ってあげられる日を、そのうち作るつもりです。体がそろそろ待てなくなっているのかもしれません。
数か月飲み続けないと効果が出てこない・・・と書いた資料を持っていますが、前に書いた私の知人の知人も、飲んですぐ元気になったようですし、私もそうでした。
プラシーボ効果かもしれませんし、飲む人の体のコンディションにもよるのかもしれません。私の頭の中のセロトニン受容体と、購入したセント・ジョーンズ・ワートの成分がたまたま合ったのかもしれません。
友人知人がしているように、『栄養ドリンク』を朝コンビニエンスストアで買って飲めば、すぐに元気になったのかもしれませんが、私は栄養ドリンクの匂いが苦手で、飲んだことはありません。
今回の方法が良い方法なのかはよくわかりませんが、
「ハーブを使った後、比較的早く元気になる体の状態」というのはあるなぁと思っています。
これについては、またの機会に書こうと思います。
最初にも書きましたが、試してみたいハーブがあるときに、ちょうど自分の調子が悪くなります。
不思議です。
不思議と言えばヒビも・・・・。
実は、子供のころから骨折、ヒビなどの怪我を一切したことがありませんでした。
7年ほど前、ボディワークの勉強を始めるにあたり、「1回くらい骨折しておいたほうがよかったな~」などと、よからぬことを思いついて数日後、出勤中に駅前の何もない歩道で急に前に転びました。
手をついたとき、突き指をしたように思ったのですが、様子が変なので病院に行って見てもらったところ、左手薬指の末節骨に小さなヒビが入っていました。
小さなギプスをはめて、治る過程を観察できてよかったのですが・・。
思いは実現するようです!いいことを思うほうがいいですね。
ツィ友さんに昨年秋に種子を分けていただき育てていた(放置していたともいう・・)、「ハーツイーズ(三色スミレ)」。最初の花が咲きました。
先々週の末には鉢の土にはいつくばるような葉しか出ていなくて、「今年は咲かないのかな?」と思っていたのですが、ここのところグングン成長したようです。
このすみれも薬草です
皮膚のトラブル(炎症、湿疹)や去痰にいいと言われているそうで、種子を分けていただいたツィ友さんは、「よくクリームを作ります」とおっしゃってました。
私はシェイクスピアの『夏の夜の夢』に出てくる「三色スミレの絞り汁の惚れ薬」で、この花のことを「あー、スミレって薬草なのかー、食べられるの?」と知りました。
種子を譲っていただいたのも、もともと「自分で育てて伝説の『惚れ薬』をぜひ作ってみたい」と思ってのことだったのですが、惚れ薬のレシピってあるのかな?
食べられる植物です。そのままサラダやお菓子の飾りにしたり、砂糖漬けにも!
もう少し花の量が増えたら私もいろいろ作りたいです。
次々に咲きそうでとても楽しみです。
ニコラス・カルペパーはハーツイーズを土星(Cold & Dry)に分類しています。
土星は「老成の星」と言われていて、年齢的に50歳代以降を表すそうです。このかわいらしいスミレとはイメージが全然結びつかないのですが。
ひょっとして三色スミレ≒三位一体(神・聖霊・イエスキリスト)≒土星という解釈なのか?
「冷たくて、粘液性、ネバネバ」というようなことが書かれているのですが、これって、Cold & Moist なのではないかと思う。
と思って読み進めていたら、別のページにはCold & Moistだと述べているところがありました。
結構適当?中世の薬剤師さんなんて、きっとみんなそんなものなのでしょうか。
根は効能はなく、葉は肺や胸部の炎症をしずめるのにいいとのこと。「去痰にいい」という現代の考えとさほど変わらない?
実際にティなどで飲んだことがなく確認していません。もう少し増えたら摘んで観察してみます。
Spirit (蒸留水)は子供のひきつけにいい・・ということも書かれていて、ひきつけは特にないのですが、蒸留水も採ってみたいなと思っています。
(採れるくらいに、育ってほしい)
梅毒のできもの(french pox・・と記載あり)への塗り薬としても使われていたようです。
私のホロスコープは土星がものすごく効いています。土星は「凶星」と言われることもありますが、私の土星の場合、他の☆との角度がいい角度にいてくれて、「あーこの角度(アスペクトのおかげで助かった」と思うことも多いです。
ハーツイーズはその名前の通り、「Heart’s Ease」心の安らぎ、お守り代わりになりそうです。
『Culpeper’s Complete Herbal』という本を参考にしています。
表紙がきれいだったので、これをリンクしてしまったのですが、ちょっとお値段が高いかも。
以前ペーパーバッグで購入したときは400~500円でさほど高い本の印象はありませんでした。
今、Kindle だと600円くらいでしょうか。最初から最後までいきなり読み通すのは、知らない植物も多くちょっと難しいですが、辞書を引きつつ少しずつ、自分になじみのある植物のところから読んでいます。
「えー!」という記述が結構あり、楽しい本です。