ハーツイーズ・・・惚れ薬が作れるかな?

ハーツイーズが咲きました!

ツィ友さんに昨年秋に種子を分けていただき育てていた(放置していたともいう・・)、「ハーツイーズ(三色スミレ)」。最初の花が咲きました。

晴れ

先々週の末には鉢の土にはいつくばるような葉しか出ていなくて、「今年は咲かないのかな?」と思っていたのですが、ここのところグングン成長したようです。

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このすみれも薬草です

皮膚のトラブル(炎症、湿疹)や去痰にいいと言われているそうで、種子を分けていただいたツィ友さんは、「よくクリームを作ります」とおっしゃってました。

私はシェイクスピアの『夏の夜の夢』に出てくる「三色スミレの絞り汁の惚れ薬」で、この花のことを「あー、スミレって薬草なのかー、食べられるの?」と知りました。

種子を譲っていただいたのも、もともと「自分で育てて伝説の『惚れ薬』をぜひ作ってみたい」と思ってのことだったのですが、惚れ薬のレシピってあるのかな?

食べられる植物です。そのままサラダやお菓子の飾りにしたり、砂糖漬けにも!

黄色い花 いつも拝読している 『Simple Life Hermony』美和さんのブログ 黄色い花乙女心をくすぐる可愛らしい花びらの砂糖漬けが並んでいますので、ぜひ見てみてください!ドキドキhttp://ameblo.jp/ma-riage/entry-11831166153.html

もう少し花の量が増えたら私もいろいろ作りたいです。

次々に咲きそうでとても楽しみです。

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なんでこんなにかわいい花が「土星」なのか?

ニコラス・カルペパーはハーツイーズを土星(Cold & Dry)に分類しています。

土星は「老成の星」と言われていて、年齢的に50歳代以降を表すそうです。このかわいらしいスミレとはイメージが全然結びつかないのですが。

ひょっとして三色スミレ≒三位一体(神・聖霊・イエスキリスト)≒土星という解釈なのか?

「冷たくて、粘液性、ネバネバ」というようなことが書かれているのですが、これって、Cold & Moist なのではないかと思う。

と思って読み進めていたら、別のページにはCold & Moistだと述べているところがありました。

結構適当?中世の薬剤師さんなんて、きっとみんなそんなものなのでしょうか。

昔は何に使っていたのか?

根は効能はなく、葉は肺や胸部の炎症をしずめるのにいいとのこと。「去痰にいい」という現代の考えとさほど変わらない?

実際にティなどで飲んだことがなく確認していません。もう少し増えたら摘んで観察してみます。

Spirit (蒸留水)は子供のひきつけにいい・・ということも書かれていて、ひきつけは特にないのですが、蒸留水も採ってみたいなと思っています。

(採れるくらいに、育ってほしい)

梅毒のできもの(french pox・・と記載あり)への塗り薬としても使われていたようです。

私のホロスコープは土星がものすごく効いています。土星は「凶星」と言われることもありますが、私の土星の場合、他の☆との角度がいい角度にいてくれて、「あーこの角度(アスペクトのおかげで助かった」と思うことも多いです。

ハーツイーズはその名前の通り、「Heart’s Ease」心の安らぎ、お守り代わりになりそうです。

参考にしている本

『Culpeper’s Complete Herbal』という本を参考にしています。
表紙がきれいだったので、これをリンクしてしまったのですが、ちょっとお値段が高いかも。

以前ペーパーバッグで購入したときは400~500円でさほど高い本の印象はありませんでした。
今、Kindle だと600円くらいでしょうか。最初から最後までいきなり読み通すのは、知らない植物も多くちょっと難しいですが、辞書を引きつつ少しずつ、自分になじみのある植物のところから読んでいます。

「えー!にひひ」という記述が結構あり、楽しい本です。

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ビンテージな夜

会社の帰り道。

ウォーキングがてら2駅ほど歩くのですが、その途中にある、気になっていたお店に初めて入りました。

路地の置く深くにある、昭和ビンテージもののお店です。
(お店の中の撮影はしませんでした)

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私自身は古書以外の中古品は苦手なので、購入はしませんが、見るのは面白い!

どう考えても作られてから5,60年経っているのに、この状態で残っているのは、大事に取ってあったというよりも、押入れの奥にしまいこまれていたのでは・・・と推測できるものばかり。

「断捨離」流行りのご時勢、押入れから発掘されて、また光を浴びているものがたくさんあるのだろうなぁ。

これは他のお店の前に展示してあったもの。

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昭和の香り満載です。

◆◆◆

路地が好きです。

この細ーい路地がどこに続いているのか?

行き止まりなのか、もっと大きな道に出るのか。

先に何があるのか、大きな道に比べると、ちょっとわかりづらいから。

冒険心をくすぐられます。

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沈丁花の蒸留水

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沈丁花の蒸留をしました

「蒸留器を買ったら、最初に蒸留するのだ!」
と決めていた沈丁花。

蒸留器を買った後、開花時期のタイミングを逃してしまい、今年やっと蒸留水を作ることができました。

沈丁花の花の香りが大好きなのですが、みなさんご存知の通り、精油は製造されていません。

「どうしたら香りを手元に置いておけるかな」

「蒸留水を作るしかないか・・・」

というのが、数年前の短絡的な思いつきでした。

お花を1輪1輪分けるのですが・・・。
白い花だったはず?なのですが、分けていくとピンクの花に見えます。

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結果

蒸留は先日のブログに書いた、アランビックで行いました。
蒸留後はすっかり色が抜けて、白くなってしまいました。
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蒸留後、ポットの中に残ったものです。オレンジフラワーの蒸留をしたときのものと匂いが似ている感じがしました。花びらが肉厚なものは、同じ様な匂いがするのでしょうか。^^
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蒸留水からの香りは・・・

そして蒸留水。香りは・・・残念ながら、お花のときのままとは行かず、かなり強い香りになってしまいました。
芳香成分それぞれが、自己主張しすぎな感じです。

ローズのときと同じく、日が経つと香りが少し落ち着いてくるのか、もう少し様子を見てみます。
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香りの元は?

沈丁花のお花の香りは120種類以上の芳香成分で構成されているそうで、ネロール、ネロリドール、ゲラニオールも含まれているそうです。

私は「ネロラー(ネロリ好き)」。

だから沈丁花の匂いを嗅ぐのをやめられないんですね。

お花は漢方薬に利用されるようですが、果実は有毒。

(樹液や樹皮も毒性があるようなので注意)

参考にさせていただきました

「内藤記念くすりの博物館—薬草に親しむ」
http://www.eisai.co.jp/museum/herb/familiar/daphne.html

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カカオの実

植物園の温室にて。

カカオの実です。

本物を初めて見ました。

「作り物?目

と思い近くによって触れたり、接着剤の痕(!!)を探したりしたのですが、どうも本物のようです。

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花の小ささと実の大きさのギャップ。

ほんとにこんなに小さな花から、こんなに大きな実がなるのでしょうか?

またまたwikipediaのお世話になったのですが、実が熟すまで6か月かかるそうです。
かなり期間が長いのかな?

哺乳類の赤ちゃんみたい。

半年間、少しずつここまで大きくなるのだなぁ。感慨深いです。

葉も大きいです。

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