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体と心を両方ととのえること

体の痛みと心の痛み

『心身一如』という言葉があります。

肉体と精神は一つ。分けることができないもの。表裏一体であること。

という仏教の言葉です。

仕事上のあれこれのストレスがたまって、やり場がなくなっていたころ、首にかなりの痛みが出て、首の側屈ができなくなってしまいました。いつまでたってもおさまることはなく、肩にしびれが広がりました。ボディワークのセッションを受けてかなりおさまったのですが、首の動きにまだ不安が残っていました。

その後、別の理由で退職をすることに決め、上司にその旨を話しました。その日以降、首に残っていた違和感が消えて、体や脚がとても軽く感じました。

以前から自分の体が「ボディワークをしている自分(身体の左側)」と「会社で働いている自分〈身体の右側)」の2つに分かれていたような気がしていたのですが、「会社で働いている自分」の方から何かが抜けてすっかり軽くなり、会社からの帰り道もバランスがとれなくて、少しフラフラしながら歩いて帰ったのを覚えています。

よく、「緊張するとお腹がいたくなる」など、心のひっかかりが消化器系に影響があることはよく聞きますが、筋肉や骨格、神経にも出てくるのだなぁと実感した体験でした。

前述のような感じに、身体も心もごたごたな感じ、頭の中が考え事でいっぱいになったときは、一度頭の中にスペースを作るのがおすすめ。方法はいろいろあるのですが、フォーカシングやボディワーク、太極拳、ヨガなど、身体に自然に意識を向けられるものがいいですね。

頭に行き過ぎた意識を体に戻す

私の主な仕事は企業や商品のWEB上での広報、販促活動について考えることでした。目に見えないお客様の行動をWEB解析システムや顧客システム、売上金額などから推測して次にどんな活動を行うか考える仕事です。

嫌いな仕事ではなかったはずなのですが、数値や金額、解析システムを見ながら自社サイトやSNS上の人の行動について、頭の中でいろいろと想像を膨らませていると、地に足がつかない感じになりました。

動いているその人そのものを、実際に見ているわけではないですし、眼の前を実際に「お札、硬貨」が行き来する分けでもありません。ですが(当たり前なのですが)商売は成立している。

とても「変な感覚」になるのです。

オフィスの自席でパソコンの前にずっと座っていると、目の疲れ、頭痛、肩こりや首のこりもひどくなってきます。女性の月のもののときは特にひどくなり、「変な感覚」も一層ひどくなります。化粧ポーチにはお守り代わりにいつも頭痛薬が入っていました。

「どうすればこの変な感覚を解消できるのかなぁ」と思っていたときに友人がジャック・ブラックバーンさんのセミナーに誘ってくれました。これがボディワークとの出会いです。

最初に習ったことは、「自分の体を感じてみること」でした。「体を感じること」で、ソワソワした気分や頭の中がパンパンになる感じが少しずつ解消されていきました。

一般的な「整体」や「マッサージ」とボディワーク(狭義)の違い

ボディワークにはいろいろな流派がありますが、どの流れでも大切にしていることは次のようなことが挙げられます。

  • 肩こり、首こりの場所だけや筋肉骨格だけにアプローチするのではなく(体液、皮膚、内臓も含めて)体全体のバランスを整えることで、体のあちこちで起こる不調を緩和していく。
  • 施術の受け手が「内側から自分を見ている自分」や主観を大切にすること(施術者は受け手の体の評価をしない)。受け手は感じたことをその場で言葉にしてみること。
  • 頭に行きがちな意識を体に戻し、グラウンディングができている体の状態を作る。
  • 『プレゼンス(いまここ)』にいることは、精神面だけでなく体にも良い影響がある。

このようなことを知ったのは、ジャックさんのワークショップが始めてでした。これは一般的な「マッサージ」「整体」との一番大きな違いとも言えます。

(ジャックさんからボディワークを習いたかった理由は他にもあります)

グラウンディングとプレゼンスにいる感覚を覚えると・・・

「グラウンディング」「プレゼンス」という言葉を出すと、「今はやりのスピリチュアル」と勘違いされる方が多いのであまり出したくないのですが。

『フォーカシング』をすることで、プレゼンスにいる力を高めてくれ、グラウンディングもうまくできるようになります。

グラウンディングできている状態や、プレゼンスにいる状態を覚えて、自分でできるようになると、混乱したときもすぐ心が落ち着いた状態に戻れます。

自分の心、体が緊張している状態にも自然に気がつきます。

体に意識が行っている状態をキープできると、風邪の引き初めにハーブティを飲むことで風邪が軽くすんだり、肩こりがひどくなる前に運動をしてみたり、体のいい状態をキープすることもできるようになりました。

もちろん頭痛薬の利用回数もかなり減りました。

頭の中が空白になる時間

アロマセラピーの精油の香りをかぐとき、普段気にすることが少ない「嗅覚」を使います。「嗅覚」を意識して使うことは、思った以上にいろいろなことでパンパンになった頭には効果的です。

酸素と一緒に芳香成分が体の中に入っていくことをイメージをして、香りを感じることは、体に意識を戻す手助けをしてくれます。

アロマセラピートリートメントやボディワークも同じで、プラクティショナーの手が体に触れているとき、自分の体の存在を認識せざるをえなくなります。

意識が体に戻っている間は、頭で何も考えない、頭の中が空白になる時間が少なからずできます。

その空白の時間が、普段、頭でいろいろなことを考えがちな人にとってはかけがえのない時間になります。

頭の中に「空間」ができることが、次に何かをするために必要な余裕、余白になります。

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