初めてやったことがある日はなんとなく残しておきたい感じがする。
はじめてというか、2回目。豚さんと羊さん?の解剖(肉のハナマサで売っているものらしい)。
1回目は高校の生物のときに、カエルの脳だけ取って、脚をつついて脊髄反射が起こるのを見たのだけれど、それも解剖なんだろうな。
時間があったら、『テビチ』ももう少し丁寧に分解してみたかったのだけれど、時間が無く、ざっくりと。
羊さんの胸椎の辺り(半分)を重点的に。
椎間板・・樹の年輪のような線維輪とぷるんぷるんの髄核がきれいに見えて、ちょっと感動。
さらに、周りの脂肪組織を取って、硬膜、くも膜、軟膜が覆っている神経管のプルプル具合に感動し、硬膜だけ剥いで、次にくも膜を剥いで、軟膜にちくっとナイフを刺したところで、中の神経が穴から出てきてまたまた感動。
(誰でもできることだと思うのだけど、細かいことだったらしく、どうしてだかやっていたのが私だけだった・・・笑)
それと、手が触れられる状態でヒトの骨格標本を初めて見た。直接触ると手の脂のせいで何年か後に黒くなってしまうそうで、触れるときはティッシュの上から。
篩骨はものすごく薄くて触るのは禁止。粉ものを焼いたときの、薄く焼きすぎてパリパリになったところみたい。
血管の後がきれいに残っている。
海綿質がきれいに見えて、意外と軽い。
そして、若くて美しい骨格標本は虫歯もなく。
「スカル」の図像(象徴)的な意味は、『人は皮膚も肉も全部取ったら、みんな一緒ただの骨』というかなりストリクトな意味がある(決してただのおしゃれアイテムではない)のだけれど、美しい骨格標本になれる人って希少なんじゃないかしら。
みんな一緒じゃないよな~。ただの骨じゃないよな~。