仙丈ケ岳に登ってきました

「1年に1回はどこか(日本の)高い山にまた登る」

と決めて、昨年は奥穂高へ行きました。
それから、早1年。

今年は南アルプスの仙丈ケ岳に登ってきました。

昨年の今の時期は、まさか今年から長丁場のオステオパシーのクラス(8年以上かかりそう)の受講ができるとは想像もしていませんでした。

昔、少しだけやっていた山登りをまた再開するつもりマンマンだったのですが、大幅に予定変更になりそうです。とても山登りに毎週行く余裕がありません。

—————————————-
下山後、二泊目はテントだったのですが、脚をやや屈曲気味にして寝ていたところ、明け方、ものすごい勢いで大腿四頭筋が縮まっていく感覚がしました。

「これって、今ひょっとして筋肉が『拘縮』してるの?ひぇぇ・・・」

感じている間に、どんどん四頭筋が動かしづらくなってきます。

翌日は結構な筋肉痛で、ようやっと歩いていたのですが、こんなにリアルタイムで拘縮していく様子を感じたのは初めてだったので、それは少し感動しています(オタクレベル)。

下山後に塗ったバンテリンの軟膏は全く歯が立ちませんでした。

——————-

出発~登山開始

そんなわけで、今年の仙丈ケ岳行きも、「この後またしばらくは筑波山しか登れないでしょう」というくらい、私にとってはビッグイベントでした。

大雨の中、7月21日の夜に車で出発。22日の深夜に一般車両が制限される芦安の駐車場まで。明け方、タクシーで広河原へ。そして広河原からはバスで北沢峠へ。

この間、ずっと雨が降っていました。

到着後テントを張って、登山開始。稜線に出たのは13時前。ガスが出て、風景はさっぱりでしたが、高い山の稜線を歩くのは、天気の良し悪しは関係なくとても気持ちがいいです。

稜線に出ると、咲き終わったチングルマがお出迎えしてくれました。
ふわふわと風になびいてかわいらしい。

13765906_10154391246853464_7105457069572062958_o

13708398_10154391246568464_6349951729095367620_o

ご一緒していた茨城の登山部仲間さんたちは、この後仙丈ケ岳頂上へ。

私は頂上へは翌日に登ることにして、仙丈小屋へ。到着は14時15分くらいだったかな。ほんとにのろのろ登山でした。

私は雨には合わなくて助かったのですが、登山部仲間さんたちは、この後テントまで下山。下山中に雨に降られて少し大変だったようです。みなさん健脚だったので雨の中でも沢づたいに下りることができましたが、私がもし行っていたら危なかったな~。小屋泊まりで正解でした。

みなさんと同じスピードで往復すると、たぶん膝がかなり痛くなっていたと思います。脚に意識が全くいっていなくて、脚全体が内旋して、歩き方がもうめちゃくちゃでした。
体力をもっとつけて、もっと歩けるようにしないと。。。

13607050_10154391247708464_7361045600152893729_n

 

13680248_10154391247783464_5743523055076684638_o

 

 

 

 

 

ご来光を見た

到着したときに、「翌日ご来光を見たい人は3時ころにみなさん起きますから、アラームがなくても音で目が覚めますよ~」と言われていたのですが、私が目が覚めたのは3時50分。

周りは静か。窓の外を見てもガスで真っ白。とてもご来光が見える雰囲気ではありませんでした。

でも半分寝ぼけながら階段を降りると、山小屋のおじさんから「今行かないとみられないよ!」と言われ、とりあえず、雨具と帽子と水筒とネックウォーマー、手袋を掴んで外に飛び出しました。

外に出て空を見上げると月が見えました。
「あーこれは見える!早くいかなきゃ!!」

12593604_10154391264708464_3210431071550015687_o

日の出の時間は4時半くらいだったのですが、雲のおかげで、雲から太陽が出てきたのは50分くらい。

頂上までたどりついていなかったのですが、それまで黒~紫だった世界が黄色くなり、モルゲンロートになり、という変化を登りながら観ることができました。

 

 

13701030_10154391264423464_6654557914523968376_oこの、少しずつ明るくなっていく様子がなんとも言えず大好きな時間です。

 

 

 

 

13738296_10154391264298464_2470285567345157922_o

13698051_10154391265273464_6947350263725616440_o

 

 

 

 

やっぱりいいですね。

すばらしい雲海と。360度パノラマ。富士山、北岳、間ノ岳、農取。穂高連峰、八ヶ岳、空木や木曽駒。もちろん甲斐駒も。周りのお山の頂上が雲の上から全部見えました。

13692883_10154391267143464_2607855014581981483_o 13680027_10154391266008464_8302793591355510485_o

 

 

 

 

 

そして

ブロッケン現象

のおまけ付き。
13679916_10154391265308464_1625000841783216844_o

 

 

 

 

 

植物のことを少しだけ

山小屋で夜に植物の話をした方と、「ここは沢沿いのほうが花が多そうだね」という話になり、帰りは沢沿いに下りてきました。登りのときより花の種類も数もたくさんでしたが、鹿の害もひどそう。

お花の写真もたくさん撮ったのですが、今回は、

「これは写真を撮っておいたほうがいいよ!」

と山小屋で一緒のテーブルで食事をした方から言われた、『コイチヨウラン』、『イワオトギリ』の花を見ることができたことが一番心に残っています。

 『コイチヨウラン』

13775958_10154395259528464_5477738626976130206_n

下山後に前を通った大平山荘さんで画像をお見せしながらお話したのですが、「あまり見かけないねぇ、なんだろうこれ」ということでした。ほんの一時期だけ咲く花なのかもしれませんが、かわいらしかった。

帰宅後名前を調べました。

 

 

 

 

大平山荘さんの建物の前にあったベンチで、持っていた13627092_10154391270198464_3742037392988760623_nアルファ米、ソーセージ、お味噌汁でお昼ごはん。その後、コーヒーをいただいて来ました。

 

 

『イワオトギリ』

13873247_10154395246503464_4413836068674652240_n

 

雨上がりでイワオトギリの花はちょっとつぶれてしまっていますが、全体的にひょろひょろしていなくてがっちりとたくましい感じ。パワフルだ~。

うちの鉢植えのセントジョンズワートとは違うわ~やっぱり。山でこれほど花を摘んで帰りたかったことは今までありませんでした。ほんとに欲しかった。笑。

 

 

13631463_10154395259778464_242695711700885458_n

 

 

 

 

 

 

それと

『ギンリョウソウ』

を初めて見ました。光合成しないで菌類に寄生する植物。
なんだか横着ものの楽ちんそうな奴です。
———————————————

山登りのとき、お酒は飲んだことはなかったのですが、今回は下山後もう1泊できるということもあり、ビールを飲んでしまいました。体を動かした後の「シュワシュワ」は美味しかったわ~。

13691006_10154391270273464_6605836734866210687_o

 

次回はいつ高い山に登れるのかさっぱりわかりませんが・・・。

来年、また行けるようにしよう!

Share

投稿者:

backyard

メディカルハーブ、アロマセラピー、ボディワークをベースに、体を健やかに保つ方法を考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です