今日は『Wisdon in the Body』という本の『ストレス&トラウマ』の章を少しだけ読み直していました。この本は『クラニオセイクラルバイオダイナミクス』というボディワークの、紹介本のような・・初心者向けの本です。
アイキャッチ画像に本の表紙を使ったのでamazon へのリンクを一応入れておきます。
http://www.amazon.co.jp/Wisdom-Body-Craniosacral-Approach-Essential-ebook/dp/B005C5T0JU/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1441712209&sr=8-1&keywords=wisdom+in+the+body
patient(患者・・と書かれていたのでそのまま書きます)がストレスやトラウマを克服するためには、自分自身が安定できる状態でいるよう「リソース(資源・源)」を築き、そこに自分でアクセスする必要があります。
安定させることで、交感神経、副交感神経の穏やかな切り替えを促します。セラピーとしての狙いはこれなのですが、結果的に、源の先につながることで、ちょっとした体験をすることがあります。
リソースにアクセスする手助けとして「身体感覚」を利用することや、「身体感覚を感じている状態に居る」ことを、発展させた人として、ほんの少しですが、ジェンドリンと「フォーカシング」が紹介されています。その後に少しですが、ソマティック・エクスペリエンスのピーター・リヴァイン博士も紹介されています。
私はフォーカシングを「心」だけのものと思っていません。
フォーカシングのことを知ったのは20年以上も前なのですが、その後の自分の経験も相まって、なんかやっぱり、フォーカシングをしていて良かったのだ・・と改めて思っています。
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リソースにアクセスするのが大変なときは、セラピストが手伝います。そうでもないときは、セラピストの手を借りなくても、自分で十分アクセスできます。
「困ったときは、最初に自分でリソースにアクセスできる方がいいよな~」と思っています。
アクセスするものは、自分の内にあるもの、外にあるものどちらとも、なんでもです。
でも、いつの時代も特に大きな変化がないような、大きな存在のほうがいいかもしれません。
信仰の対象があれば一番良いのですが、旅先で見た壮大な風景、海、山、素敵なお庭だったり。宇宙、星、月、太陽でも良いかもしれません。
目を軽くつぶって、少し落ち着く時間を取って、リソースにアクセスすると、体がどんな風に感じるか?
穏やかな、気持ちの良い感じだったらそれを覚えておきましょう。
これがセラピーのはじまりでもあります。