資料用のローズウォーター作り
授業の日はまだ先なのですが、資料用のローズウォーター作りをしました。
ハーブのお話をするときは作り物(クラフトと言います)をお見せしつつお話しないと、とてもつまらないのです。これから少しずつ仕込んでおかなくては!
「なつこさん、ローズウォーターばっかり作ってる!ローズウォーターしか作れないんじゃない?」
とご指摘いただきそうな気がするくらい、何度もローズウォーターを作っていますが・・・。
(ローズウォーターしか作れないのかも・・・笑)
ローズウォーターの香りはやさしいまろやかな香りで、お花のローズの香りにより近い、落ち着いた香りです。「アゲアゲ」になる方がとても多く、ハーブ初心者の方にはぜひ見て触って、嗅いでいただきたい一品です。
ハーブウォーターはいろいろな薬草で作ります。ローズのような「芳香植物(香りがする植物)」でなくても、もちろん作れますが、ローズの知名度が一番高くみなさんご存じで、わかりやすい植物なのではないかと思います。
常温で1年ほど保管できます。温度差が良くないのでなるべく年間通して同じような温度になる冷暗所に保管するのが良いようです。中に何も発生せずおかしな臭いがしなければ(!!)何年も長持ちします。
ローズのハーブウォーターの良い点
- 収斂作用があります。疲れたお肌にどうぞ。
- 優しい香りのおかげで気持ちが落ちつきます。これが心身両方へ思った以上に影響します。
ローズウォーターの使い方
- ドリンク剤のように飲んでしまって構いません。優しい香りが体入っていく感じをゆっくり感じると気分がよくなります。
- クレイと混ぜてクレイパックに
- そのまま、もしくはグリセリンやジェル基材などを入れてとろみをつけて化粧水に
- ジェル基材を固めに使うとそのままクリームに
使われる方それぞれで、自分の体のいろいろな変化を感じやすい植物ではないかと思います。
残ったものをどう利用するか
蒸留水を採るだけでなくて、残りのものも利用できます。ローズを蒸留する日は朝から晩までローズ、「フルコース」体験できますね!
- 煮出した液も化粧水に使えます
- 花びらはガーゼやだし用の不織布の袋に入れてバスタブに入れて「ローズ風呂」にする
- 同じく・・・そのまま洗面器に入れて手浴、足浴に使うのも良し
今回は煮出した液をモンモリロナイトに混ぜてクレイパックしました。ローズヒップオイルも少し加えてみましたよ。
大切なこと
一番大切なことは、ハーブウォーター作りでもクレイパックでもなんでも良いのですが、自分のため、自分の体のために時間を少し取ってあげることです。少し手間をかけて、自分のために何かを準備をする時間を取らざるをえないのが植物療法の良い点。
そして、その時間は「そのこと」だけ考えること。
「夕ごはんのおかずは何にしよう?」とか「仕事の進み具合が遅くて・・・」とか、余計なことは考えないことです。
「インスタント」でなくて時間を少しずつ取って何かをすること。
メディカルハーブやアロマセラピーで大切なことなのですが、きっと生活全般、人生全般に言えることではないかと思います。