ハーブやアロマセラピーは若い人向けのものなの?
最近よくいただくご質問
その1 「ハーブって飲む以外には化粧品作りにしか使えないんじゃないの?使い方がわからない」
その2 「精油もハーブもお店には若い人ばかり。私のような年齢の人が使うのはおかしいのでは」
全然無関係そうな質問なのですが、回答は同じかも。
「いえ、そんなことはないです。むしろ40歳くらいから使っていただきたいです。ただ薬事法や製造販売系の法律を勘案すると、結局広くみなさんに知っていただくようにするには、その方法しかないだけなのです・・・」
ハーブや精油は「雑貨」としてお店で販売されています。そういったものに「飲むと◎◎に効きます」「痛みが取れた」というお話はしてはいけないのです。医師法、薬事法、製造販売系の法律に抵触します。
ハーブはクスリではありませんし、お店のスタッフはお医者さんでも看護婦さんでも、薬剤師さんでもありません。
とすると、日本国内でできるだけたくさんの人にハーブや精油の良さを知っていただくには、
「おしゃれ雑貨としてきれいなナチュラルなイメージを出す」
しかないのです。
そうすると、どうしてもお店には若い女性が一番最初に集まってきます。
アロマセラピーやハーブはおしゃれグッズではない
ハーバルセラピー、アロマセラピーといった「植物療法」の類は、今でこそ日本で作られた「おしゃれな印象」がありますが、あくまでも「民間療法」ですし「おばあちゃんの知恵」なのです。
決して特別なものではなく、普通に生活の中にとりれていただきたいものです。
海外では国家資格を持った植物療法士が、薬草をアルコールに漬けて作るチンキ剤(ティンクチャー)をブレンド処方して、個々の人の体調に合わせたチンキ剤を作ってくれます。
ですが、日本ではそれはできません。
いろいろな種類の既成のチンキ剤(ティンクチャー)をお店で手に入れることも難しく、個人輸入をされる方も多いです。どうしても使いたい場合は自分で作ると費用がかからずすみますが、「やみくもに飲んでいいものか?」出版されている資料もとても少ないです。
それぞれのハーブの成分や作り方、安全な使い方を勉強をするためにも、ハーブ検定やさらに詳しく知りたい方にセラピストの講座の受講をおすすめしています。
そんなこんなで、結局、日本でおすすめする一番簡単にできる方法は
「お茶として飲む方法」
です。そしてメディカルハーブや精油を使ったナチュラルな生活を自分の生活に取り入れるイメージをお伝えしやすいのが、
「化粧品を自分で作ってみること」
なのです。
体の変化が気になり始めた30歳代半ばから
30歳を過ぎると体が少しずつ変化し始めます。そして40歳前後になるとある日、「がくん」と自分の体力が落ちたことに気がつくことがあります。
10代、20代は勢いで乗り切れていたことが、この年齢になると乗り切れなくなります。でも病院に行くほど悪いわけではなさそうと思われている方も多いと思います。
そんなときにメディカルハーブやアロマセラピーを使っていただきたいのです。
よくうかがう質問がもう1つあります。
その3 「体のラインが崩れてみっともないけど、(服を脱ぐ)アロマセラピートリートメントを受けて大丈夫なの?」
「アロマセラピーは体のメンテナンスが自分でできない人が受けるものです。クライアントさまの体のラインについてセラピストは全く気にしていないです。むしろ運動もできないくらいに疲れて、自分ではどうしようもない方たちにトリートメントを受けてもらいたいです」
むしろ、体のラインが崩れたくらいの年齢の方に受けていただくほうが、植物療法、メディカルハーブやアロマセラピーの本当の良さをわかっていただけます。
体のラインのことは気にせず、ぜひトリートメントを受けにきてくださいね!