バイオダイナミクスの勉強と並行して、いわゆる「基礎医学」というものも、つかず離れず、、というのか、、ここしばらく勉強しています。
時間の都合で「一般書」にまとめられる本をしばらく読んでいなかったのですが、7月からしばらくの間、久しぶりにずいぶんたくさんの本を読みました。
腸内細菌、乳酸菌、ヨーグルト、小腸、大腸、FODMAP 、SIBO、、、の本ばかり。
(一般書ではないのかも・・・笑)
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自分の消化器系の調子があまりよろしくなく、「過敏性腸症候群って言うんじゃないかなぁ・・」という状態であるのは、4~5年くらい前から自覚していました。
「ストレスのせいだろうなぁ」と思っていましたが、健康診断で内視鏡で見てもらっても、「大腸」はきれいで、悪いところは何もないとのことですし、生死にかかわることでないので、しばらくほおっておりました。
ですが、その「ストレス」があまりない今でも、状況が変わらないのです。
なんでだろう?とさすがに私の疑問も膨らんできて、とうとう、食事を(緩めに)見直すことにしました。
▼参考文献1:オーストラリア モナシュ大学の低FODMAP食事ガイド
(アプリもあり)
▼参考文献2~
簡単に言うと、
納豆、ひじき、わかめ、こんぶ、きのこ類、ごぼう、アスパラガス、たまねぎ、にんにく、キムチ、とうもろこし、さつまいも、りんご、なし、パン、パスタ、カレー(小麦粉が入っている)、ケチャップ、ソース (他にもあります)乳製品
等、腸内細菌の餌になっている食材をしばらくの間食べないで、小腸で増えた腸内細菌をいくらか減らす作業をした後、少しずつ食べる食材を増やしていって、どの食材でお腹の調子が悪くなっているのか様子を見る・・という方法です。
最近はやりの「糖質ダイエット」ではないので、お米、ジャガイモは結構食べますし、お肉も適度に食べて構いません。栄養面での偏りの心配が少ないので、私でもやれそうだな・・と思い始めました。
ちょうど夏野菜が旬で、トマト、きゅうり、なす、ピーマン、パプリカ、などなど、そちらに意識が行ったので、さほど苦になりませんでした。
3か月ほど経過して、今のところの結果なのですが、当初の見立ての通り、パンやパスタ(小麦)、カレーとの相性が悪そうです。
1日2食の主食が小麦⇒ ×
春巻きの皮や餃子の皮くらい⇒ △
パスタの後にヨーグルトやリンゴを食べる⇒ ×××
とはいえ、完全な「グルテンフリー」生活にしてしまっても、何か支障がでてくるのではないかとも思い、(一番支障が出てくるのが人付き合い。笑)1週間に何度か、お腹の負担にならないくらいにパンやパスタも食べてしまっていますし、これからもいろいろ食べられる食材は変わってきそうです。
▼FODMAP食のレシピ集
こんなに手の込んだものを毎日作っていられないなぁ・・というのが本音。
新しく買い足す必要がある調味料が多そうですし、使い慣れないので
なんだか無駄にしてしまいそう。
お米の国の住民で良かったです。
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今回、腸内細菌が人の体の中でとても重要な役割を担っているということがよくわかりました。
腸内細菌自体はそのつもりはなくて、自分が人間の体の中でいかに生き抜くか、子孫を残すか・・ということにしか注力してなさそうなんですが、人間はその活動に助けられている感じ。
私の体は、私だけのものでないです。
私の体の外だけでなく、中にも生態系があります。
As above, so below. 上なる如く、下も然り。