日曜日は読書療法の勉強会に行ってきました。
ここのところ、勉強会では、予め用意されたテーマに合った本を提案する練習をする・・・ということをしていますが、なかなか「セラピー」に使えるような、なるべくたくさんの方が気軽に読めるような本を提案するに至っていません・・・。
特に今回の「怒り」というテーマでは、
「読めば怒りが消える本なんて無いよなー」
というところで行き詰ってしまい、書店に行ってもなかなか該当する本が見つかりませんでした。
結局、思い当たるところで、私が過去に読んだ本を2冊持っていきました。そのうちの1冊は、
『奇跡講座』
365レッスンを1年半くらいでやったのですが、今は「言葉」を外す時期のような感じがしていて、レッスンはお休み中です。
奇跡講座のレッスンはその日のテーマについてのレッスンを言葉を使いながら、毎日行うものです。
毎日進めていると、前日に起こったことについてグッドタイミングなレッスンが出てくることが何度もあります。
それがこの本の面白いところ。
怒っているとその原因に見合うレッスンも出てきます。
レッスンしているうちに、自分に向き合うことや、自分の持っている観念の切り替えが容易になり、変化が出てきます。
レッスンしているうちに、頭の中がシンプルになってきます。
大事なのは自分を自分で観る習慣をつけること。
いろいろとごちゃごちゃに複雑になっている現代社会。感情の動き(怒りを含めて)の質が複雑化してきているような気がします。
お釈迦さまの言葉だけだと、最初からシンプル過ぎて、それで気がつける人は少ないのかも。
この本は「神」「聖霊」というように、聖書で使われる用語がたくさん出てきますし、そんなにシンプルな本でもありません。
でも、間を埋める何か、、の1つなのかなと思っています。
『戒・定・慧』だったら、『慧』の部分。
奇跡講座の言葉も手放して、もっとシンプルになるときも来ます。